ここではモデルチェンジの流れに沿って、納品までの流れを紹介します。
(項目をクリックすると、詳しいポイントが表示されます)
最初に、『制服検討委員会』を設置するのが一般的です。先生方で構成されることがほとんどですが、最近は生徒の代表が加わるケースもあります。
・先生方5名前後で構成 |
・家庭科の先生が委員会に入るケースが多い |
・業者窓口は1人の先生が担当) |
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POINT
単なる『好き・嫌い』や流行等に流されないことです。また、5年10年後を見据えた先見性も必要です。 |
・学校内外に向けての発表 |
・業者への通達 |
時期 | 項目 | 検討内容 |
改定前年 4月~5月 |
基本方針検討期 | ・制服検討委員会の設置 ・スケジュールの立案 ・情報収集 ・基本コンセプトの作成 ・制服指定メーカーの選定 |
6月~8月 | デザイン検討期 | ・素材選定 ・細部デザインの検討 ・付属品の検討 ・夏服の検討 ・最終サンプルによる総合検討 |
9月 | プロモーション期 | ・新制服発表(オープンスクール、文化祭) |
10月 | 規定作成期 | ・新制服発表(オープンスクール、文化祭) |
9月 | プロモーション期 | ・決定内容規定書の作成 |
改定年 4月 |
納品販売期 | ・販売指定店の選考 ・販売・受注に関する検討 ・付属品の検討 ・採寸 ・制服の納品 |
新制服の方向性を決めるため、情報収集が必要です。
貴校での調査、メーカーでの調査があります。
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POINT
ここで生徒の嗜好をしっかり押さえる必要があります。近隣で人気の制服や生徒が可愛いと思う制服等、しっかり情報を持ったメーカーと話をしましょう。 |
先生方では調査が難しい項目は、私どもメーカーが調査・報告します。 |
・最近の制服モデルチェンジ傾向 |
・近隣校の状況(デザイン、人気、価格帯など) |
・今どきの生徒の嗜好調査 |
・貴校が所在する地域の風土(年間気温、降水量など) |
貴校の目指す方向性と情報収集した内容を検討し、具体的なコンセプトを立案していきます。
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POINT
新制服のコンセプト作成は制服メーカーに依頼しましょう。また、ここをメーカー選定のポイントとして選考対象にすることもお勧めします。 |
理想的な制服づくりのために、信頼できるメーカーを選定しましょう。
選定方法として3つのパターンがあります。
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POINT
特に、制服専門メーカーであるか?納入実績がどのぐらいあるか?などが信頼性を確認する上で重要なポイントです。新制服づくりに時間をかけることが可能な場合においては最適な手法と言えます。まず、メーカー1社を絞って、納得いくまで制服づくりに取り組むことができます。 |
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POINT
ポイントはデザインの善し悪しではなく、それぞれのコーディネートに関する考え方、コンセプトで比較することです。 |
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POINT
企業力、デザイン、価格のみで捉えず、総合的な提案力でメーカーを選考するのが最も良い方法です。 |
選考方法が決まったら、「制服説明会(制服選考会)」を実施し、メーカーを決定します。
制服説明会(選考会)の案内状送付 |
制服モデルチェンジ実施の旨、説明会の日時、貴校の方向性を明確にした通達文を制服メーカーに送付します。 送付する資料内容についてオリエンテーションを実施する学校が非常に多いです。 |
プレゼンテーションの実施 |
メーカーによるプレゼンテーションの実施 説明、質疑応答で1社当り20~30分程度が一般的です。 メーカーが5社以上ある場合は10~15分程度になります。 |
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POINT
合格発表から制服納品までの期間は非常に短く、高い生産能力が必要となるため、生産能力は重要な比較ポイントです。 |
メーカーの決定と各メーカーへの結果通達 |
説明会(選考会)に参加した制服メーカー全社に合否に関わらず、文章にて結果を通達します。 |
アンケートやプレゼンテーションの結果を踏まえ、学校のイメージに沿うものを選びます。
決定した制服メーカーと、具体的な打合せを行います。 書類選考の場合は1から、見本選考の場合は提出されたデザインを元に、新制服を作り上げていきます。 疑問点の解決や、イメージを膨らませるために、ショールームや展示会で制服を見ることもできます。 |
・基本カラーの設定 |
・風土に合った機能、素材混率の設定 |
・オリジナル性の高いボトム柄の設定 |
アンケートやプレゼンテーションの結果を踏まえ、学校のイメージに沿うものを選びます。
・上衣デザイン、下衣デザインの選定(男女のバランス、冬夏の調和、周辺環境との調和が重要です) |
・シャツデザインの選定 |
・タン、ワッペン |
・ネクタイ、リボン |
・オプションアイテム(ニットベスト・セーター、コート等) |
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POINT
制服は目に見えない部分も重要です。3年間の着用に耐える芯地、裏地。また、生徒たちにマッチするサイズ設定など、十分にチェックしましょう。 |
採寸 |
スムーズな採寸を行う為に、場所や日程について詳細を打ち合わせる必要があります。特に新制服初年度は混雑する可能性がありますので、入念に行いましょう。 |
・採寸場所(学校採寸か販売店での店頭採寸か) |
・採寸日程 |
納品 |
納品後のアフターフォロー体制についてメーカー、販売店としっかり打合せをしておく必要があります。 |
・サイズ変更が発生した場合 |
・追加注文について |
・修理品が発生した場合 |
・新制服での問題が発生した場合 |
以上の流れでモデルチェンジを進めますと貴校にとっても、生徒にとっても理想の新制服が出来上がることと私たちは考えます。